Kimono as Art
久保田 一竹 Itchiku Kubota
染色家、一竹辻が花創始者。
1917年10月、神田生まれ。
14歳で染色の道に入り、19歳で独立。
20歳の時に室町時代の「辻が花染め」に出会い、魅了され、生涯を独自の染め「一竹辻が花」にかける。
国内外にて多数の展覧会を開催。
1990年、フランス政府よりフランス文化勲章シュヴァリエ章を受章。
1994年、河口湖に一竹美術館を開設。
1995年、米国スミソニアン国立自然史博物館より半年間に渡る同博物館での個展への協力に対し、感謝状を授与。
2003年4月逝去(85歳)。
略歴 Itchiku Kubota the history
- 1917
- 10月7日 神田に生れる
- 1931
- 友禅師小林清師に入門
- 1934
- 大橋月皎師に人物画を学ぶ
- 1936
- 北川春耕師に日本画(山水・水墨画)を学ぶ
- 1937
- 東京国立博物館で古い辻が花の小裂に出会い魅了される。
- 1944
- 応召。終戦後、シベリアに抑留
- 1948
- 復員。辻が花の研究に着手
- 1961
- 独自の染色法一竹染を創業
- 1977
- 第一回個展「一竹辻が花展」
- 1978
- 第二回個展「一竹辻が花展」
- 1979
- 第三回個展「一竹辻が花展」
- 1980
- 日本経済新聞社主催「一竹辻が花展」
- 1981 - 82
- 朝日新聞社主催「一竹辻が花染久保田一竹展」
- 1982
- 「一竹辻が花 The Show」(4会場)
- 1983
- パリ・チェルニスキー美術館にて「一竹辻が花展」
- 1984
- 読売新聞社主催「一竹辻が花 光・風展」(全国15会場)
- 1984
- 新橋演舞場で「舞衣夢」公演
- 1984
- ニューヨーク・ダラスにて「一竹辻が花 光・風・音展」
- 1985
- 国際科学技術博覧会エキスポホールにて「加良久里絵糸」公演
- 1985
- ベルギー・ブリュッセルにて「一竹辻が花 光・風・音展」
- 1986
- 朝日新聞主催「久保田一竹新作展」(全国11会場)
- 1988
- バチカン宮殿にて上演された創作能「イエズスの洗礼」の衣装制作
- 1989
- ロンドン、ブラッセル、ロッテルダム、マドリッド、バルセロナ、サラゴッサ、パリ等のヨーロッパ都市にて個展
- 1990
- フランスよりフランス芸術文化勲章シェヴァリエ章を受賞
- 1991
- 「ヨーロッパ帰朝記念日本巡回展」1992年7月まで(全国18都市)
- 1993
- 文化庁長官賞受賞
- 1994
- 久保田一竹美術館(河口湖町)開館
- 1995
- 創作能「辻が花の舞」公演
オタワ近郊カナダ国立文明史美術館にて個展(6月~10月) - 1996
- ワシントンD.C.スミソニアン国立自然史博物館にて個展
(1995年11月から1996年4月) - 1997
- 「久保田一竹・自然への賞賛展」日本巡回展(1月~12月)
創作能「一竹辻が花の舞」公演 - 1998
- 創作能「からくり人形」公演
- 1999
- 創作能「幻想交響詩」公演
11月 慈母像開眼式典「舞衣夢'99」公演 - 2000
- 「一竹能・水姫神話」公演
久保田一竹ウィーン展(6,7月)
「慈母祭礼」記念公演・吉田兄弟演奏会
ドイツ・オーストリア帰朝記念・久保田一竹展 [ 10月~3月(2001)] - 2001
- 「一竹能・三番叟神歌」公演
「舞衣夢2001」公演 - 2002
- 「舞衣夢2002」公演
- 2003
- 4月26日逝去(享年85歳)